猫の予防医療・健康診断

「予防医療」について 

犬猫共通

犬猫共通

動物病院は、ワンちゃん・猫ちゃんが病気やケガをしたときに治療するだけでなく、病気にならないために事前に対応し、健康寿命を延ばすための「予防医療」を行っています。

具体的な症状がなく、飼い主様が「この子は元気」と思っていても、実は病気になっていた・進行していたということがあり得ます。 病気を防いだり、早期に発見をしたりするため、具体的にはワクチン接種やノミ・ダニの駆除、定期的な健康診断などを推奨しています。

検査項目によりますが、通常は30分から数時間程度の当日預かり、または立ち会いでの実施となり、外部機関への検査依頼がある場合は結果報告までに1週間程度を要します。

若齢から成犬・成猫では年に1回、シニア期以降は病気の早期発見を目的として半年に1回程度の受診が推奨されます。

採血部位の一時的な皮下出血(青あざ)や、不慣れな環境や保定による精神的なストレスが生じる可能性があり、極度に興奮しやすい場合は鎮静剤の検討が必要になることもあります。

検査の充実度によって幅がありますが、基本的なコースで11,000円から33,000円程度、精密なシニア向けコースで55,000円前後かかるのが一般的です。

予防医療の重要性

◎ペットが高齢化している場合、症状が出たときにはすでに手遅れだったということもあるため、日常的に飼い主様がペットの健康を意識することが大切です。
◎重篤な病気にかかってしまった場合、「十分な治療を受けさせることができなかった」「もっと何かできることがあったのではないか」といった想いにならないよう、早めの対応を実現します。
◎いつまでも元気で長生きしてもらうため、また、介護を必要とする病気にならないための取り組みであり、飼い主様のストレス軽減も目的の一つです。

猫の予防医療について

猫ちゃん

ねこ

猫の予防医療について

家の中で飼われていて「外に出さないから大丈夫」と思っている飼い主様も少なくないですが、あらゆる形で外のものに触れたり、虫が媒体となったりすることもあるため、室内猫でもワクチンは必要です。 また、猫ちゃんは腎臓病になってしまう子が非常に多いため、日常的に口にするものに注意し、尿検査を受けるなど細かく意識することが大切です。

当院では、猫ちゃんに対しては、次のようなワクチン接種や健康診断を行っています。

若年期は年1回、高齢期は年2回以上の健診が推奨されますが、身体への余計な負担がかからないよう、当院ではその子に合った検査をご提案・実施しています。

通常必要とされる診療の内容:身体検査で健康状態を確認した後、猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症を予防するためのワクチンを接種します。
期間:当日の診察時間内に完了しますが、接種後15分〜30分程度は副反応の有無を確認するため院内または近隣で安静にしていただきます。
回数:子猫期の基礎免疫完了後は、生活環境や獣医師の判断に基づき1年〜3年ごとの定期的な追加接種が推奨されます。
診察に係る主なリスク、副作用等の事項:注射部位の痛みやしこり、一過性の元気消失・発熱のほか、稀に顔面の腫れやアナフィラキシーショック等の重篤な副作用が生じる恐れがあります。
費用(税込):概ね4,400円〜6,600円程度が一般的な目安となります。

通常必要とされる診療の内容:3種混合ワクチンの成分に加え、猫白血病ウイルス感染症と猫クラミジア症を予防する抗原を含むワクチンを、事前のウイルス検査(陰性確認)を経て接種します。
期間:当日の診察時間内に完了し、接種後数日間は激しい運動やシャンプーを控えて体調の変化を観察していただきます。
回数:屋外に出る機会があるなどリスクの高い個体を対象に、1年ごとの定期的な追加接種が行われるのが一般的です。
診察に係る主なリスク、副作用等の事項:多種混合のため3種に比べ副反応のリスクがわずかに高まる可能性があり、稀にアレルギー反応や注射部位肉腫(炎症性反応)などの報告があります。
費用(税込):概ね7,700円〜9,900円程度が一般的な目安となります。

通常必要とされる診療の内容:猫のフィラリア症を予防するため、蚊の発生時期に合わせて毎月1回、首筋に薬を垂らすスポットタイプ等の駆虫薬を投与します。
期間:蚊の発生開始から終息1ヶ月後まで、一般的に5月〜12月頃の約8ヶ月間にわたる継続的な投与期間を要します。
回数:予防シーズン中、1ヶ月に1回の頻度で定期的な投与を継続することが必要です。
診察に係る主なリスク、副作用等の事項:投与部位の皮膚の赤みや脱毛、体質により一時的な流涎(よだれ)や嘔吐が生じることが稀にあります。
費用(税込):体重や薬剤によりますが、1回分あたり1,100円〜2,200円程度が一般的です。

通常必要とされる診療の内容:寄生による皮膚炎や感染症(SFTS等)を防ぐため、首筋に垂らす滴下剤(スポット剤)や経口剤を処方・投与します。
期間:通年あるいはノミ・ダニが活発になる時期に合わせて、1ヶ月から3ヶ月間隔での継続的な予防を推奨します。
回数:薬剤の有効期間(1ヶ月または3ヶ月)に応じた頻度で、定期的に投与を実施します。
診察に係る主なリスク、副作用等の事項:滴下部位の違和感による掻き壊しや被毛の変色、経口剤による消化器症状が稀に見られることがあります。
費用(税込):体重や薬剤の持続期間によりますが、1回分あたり1,100円〜4,400円程度が一般的な目安です。